幼少期編

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(回復魔力は俺の予想は繋げる魔力。もし活性化なら、治るのが促進するだけであって一瞬で治ったりしないから。回復魔法は一瞬で治る。まあどこまで治るかはその人の力量次第だけどね。ただ一瞬で治るんだから、一瞬で何かをしなければならない。他の治すものを使うと絶対に一瞬ではない。よって繋げるというものに僕は至った。じゃあ一回怪我をしよう。) 「[風刃]」 俺はそう言い、自分の腕に切り傷を入れた。 (よし、頑張るか。まず血管を繋げるイメージ。あれ?魔力、どこに使うんだ?ああ、魔力は切れたものの橋のような役割か。よし、 血管をイメージ。血管の切れてるところをイメージ。血管みたいな風に魔力を練り上げる。あれ?勝手に魔力が停滞してる。魔力停滞を勝手にやってくれるんだ。その血管みたいな魔力を切れてるところにはめる。皮膚もそうやって。あれ?代替してるんだからずっと魔力の血管なのかな?あっ、もしかして段々自己回復していくのか。だから回復魔法は一時しのぎに過ぎないんだ。あれ?もし自分で回復できないような怪我だったらどうなるんだ?まあ考えられるのは魔力をその人からとっていく。これが考えられる。怪我したくないからやらないけど。あと、人じゃないものをやるとどうなんだろ。やってみよ。) 「[風刃]」 「よし、いい感じに切れた。」 (うーんと木の樹皮や維管束などを繋げるイメージで...出来た!これでもう全部終わったか。) 「まだ時間があるな、練習するか。」 そうして俺は色々な魔法で遊び、回復魔法で治して熟練度を高めていった。 そして空が赤くなる前に俺は家に帰った。 「おかえり、ソウ」 「ただいま母さん、父さん。」 「おう、おかえり。」 「もうそろそろご飯だから席に座りなさい。」 「はーい。」 そしてご飯が配られ俺は肉にかぶりついた。ホントは今日、野菜だけの予定だったけど、俺の修行をする意味がないと判断して狩りに行ってくれたため、今日肉がある。 「そうだ、ソウ、お前何の魔法が使えるようになった?」 「えっ、もちろん全部だよ。」 「は〜、もう驚かねぇよ。」 「ソウ、あなたに大事な話があるの。」 「えっ、何?」 俺は肉を噛みながら答えた。 「真剣に聞け。ソウ。」 「は、はい!」 そうして俺は母さん達の「大事な話」が始まった。
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