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「ソウ、もしかしたら勘違いするかもしれないけど...」
「お前、はっきり言え。」
「分かったわ。ソウ、あなたは私達達の子どもじゃないの。」
俺は頭を打ったように衝撃が走った。
「俺、もしかしていない方がいいの?」
「いいえ、そんなことじゃ「そんな事じゃないなら何で今話すの?俺、要らないんで『ガツン』痛っ、何すんの父さ「何すんのじゃねえだろ。お前、俺たちはお前を可愛がってきたつもりだが、お前はそんな風に言うのか?俺たちとそんな関係だったのか?そんな風に思っているなら、お前は要らない。出て行け。」そんな訳ないじゃん。だって、だって。」何で今日話すか教えるわ。まず、あなたに関して話すわね。といってもあんまりないんだけど。あなたは森に捨ててあったの。つまり捨て子。それを私達が拾ったの。ごめんなさいね、今まで隠してて。」
「それじゃあ何で今なの?」
「それはね、私が聖竜で父さんが「邪龍だ。」それでね、私達に子供が産まれるの。まあ、君の弟か妹に当たる訳ね。その子が卵から生まれるし、人間の姿になれないから、どうせ生まれた時、聞かれるより今、話しといた方がいいと思ってね。」
「卵ってどこにあるの?」
「行きましょうか。私について来てくれる?」
「はい」
俺は地下室に行き、
「これが弟か妹の卵?」
「そうだよ。」
そこには藁の上に手のひらからはみ出るかはみ出ないかぐらいの卵が置いてあった。
「これが今日の夜、あなたの弟とになるの。」
「えっ?今日?」
「もちろんよ、この話はおしまいにして、もう寝ましょう。きっと明日には卵から生まれるわよ。」
「うん!」
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