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りさ「どんだけ喧嘩しても、いつも大好きだよって言ってくれて…あの時も…必ず抱きしめて寝てくれてた…それだけでゆうたの気持ちを聞くこともしないで私は勝手に安心して大丈夫だなんて思って…ごめんね…」
するとゆっくり振り返るゆうた
りさ「はじめ、私たちもそうだったね…一緒に住み始めて、価値観の違いでたくさん喧嘩したね…もう無理かもって何回も思った…でも大好きだよって言ってくれるだけで、幸せだなって思ってたよ?…」
なぜか、涙が出そうになる…
りさ「わかんないなら、ちゃんとそれも伝えてあげて?ゆうたのことすっごいよく見てるももちゃんだもん。きっとその気持ちの変化にも気づいてる。きっと今、すごく苦しいと思う…」
ゆうた「なんでそんな泣きそうなの?」
そう言って、ゆうたが持っていた荷物を置いて
りさの顔を覗き込んだ
その瞬間、静かに流れた涙…
りさ「……ゆうた?…大事な人にはちゃんと、思ってること伝えて…伝えたいと思ったことは言葉にしていいの…そばにいるんだから…」
止まらない涙…
すると懐かしいにおいに包まれた…
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