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別れ
その日りさは夜から車を走らせていた
街灯だけが光る道路
都内から離れた田舎の
夜景の見える場所に向かう
そこは昔、地方での仕事帰り
ドライブがてらに見つけた大きな公園、
その奥に広場があり夜は人気もなく
夜景がすごく綺麗に見え、
星もキラキラしている
リラックスしたいときや
気持ちをリセットしたいとき
考え事をしたいときに1人で車を走らせる……
公園から少し離れた坂道に
車を停めて、歩いて公園を抜けると
広場に出る…
夜景を見て大きく息を吸い
そのまま芝生に寝転がる…
「…はぁ〜…だめだな〜ほんとっ……っ……っ」
空を見上げるとツーッと涙が溢れた…
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