あとがき

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あとがき

 メリークリスマス!!  ここまで読んでいただき、ありがとうございました。  思わぬところで、ガッチガチのファンタジーになってしまいました……何でもありだからいけるって思っただけです、はい、それだけです。  今回の主役は、聖なる日の使者に選ばれた、アルスラー・マーフェルという人です。年齢は表記していませんが、青年イメージでいてくれたら嬉しいなと思います。  アルスラーは、最初の方こそ、贈り物をただ贈るだけでいいだろ、という思いでいました。ただ任務遂行ってやつですね。  上司のトアーリンから「渡し方を考えろ」という言葉を貰い、自分の中で不自然だと思う願い事を抜粋して、その人の元へ行き、理由を聞きに行きます。  トアーリンが「毎年言っている」と言っていたので、恐らくこれまでの使者も同じことをしています。  これぞ小さな伏線です。想像してもらう形ですが、皆様分かりましたかね?  きっと、私達人間からすれば、ごく普通の理由だったと思います。  でもそれは、アルスラーにとっては理解し難い理由。別に魔法使いに頼んでるんだし、魔法でどうにかすればいいだろ、と思っていました。  しかし、最後の方に出てきた先輩のファルージュのおかげで、心というものを知ることになります。そこから偉業を成し遂げた形になっているんですね。
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