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紘くんとまともに話さなくなってから1ヶ月が過ぎた・・・。
「優希、紘とケンカでもしたのか?母さん父さんも心配してるぞ」
「ごめんね。心配かけてるのは、よくわかってる。紘くん離れしただけだからお兄ちゃん」
「お前は紘が好きなんじゃないのか?」
「うん好きだよ。でも私の想いは紘くんにとって重荷にしかならないから。毎日大好きと伝えたけど紘くんには届かなかったから、もういいの」
「そうか・・・優希がそう決めたなら、俺はもう何も言わない」
「ありがとうお兄ちゃん。じゃあ学校行ってくるね」
「ああ、気をつけて行ってこい」
「太一おはよう」
「優希おはよう」
そして紘くんが来た。
「じゃあ太一、私先に行ってるね」
「うん。紘おはよう」
「太一か・・・おはよう」
「お前に話があるんだ。放課後俺の教室に来てくれ」
「わかった・・・」
そして放課後・・・。
あっ教科書教室に忘れちゃった。取りに戻らなきゃ。
話し声が聞こえる。まだ誰かいるんだ?
誰だろう?
え?
教室には紘くんと太一がいた・・・。
二人で何話してるの?
「話ってなんだ?」
「紘お前優希の事好きなんじゃないのか?」
「太一はなにが言いたいんだよ?」
「俺は優希の事が好きだ」
「そんな事知ってる」
「でも優希は紘の事が好きなんだよ。わかってるんだろ?」
「そんな事太一に言われなくても、わかってる・・・」
「なら、なんでお前は優希の気持ちに応えてやらないんだよ?」
「お前に俺の何がわかるんだよ?」
「っああ俺には紘の考えてる事何もわからねぇよ・・・。後悔してもしらないからな!!」
そして太一は教室から出てきた。
そして私に気づく。
「優希・・・もしかして今の話聞いてた?」
「うん、ごめん聞こえちゃった・・・」
「場所変えようか」
「うん・・・」
そして体育館裏・・・。
「優希・・・俺優希の事好きなんだ」
「うん・・・。ありがとう太一。でも私は紘くんの事好きなの。太一の気持ちに応えられなくてごめん。」
「うん。わかってたよ。たぶんあいつまだ教室にいると思うから、ちゃんと話してきたら?」
「うん。今の私の気持ち全部紘くんにぶつけてくる!ダメかも知れないけど・・・」
「優希がんばれ!これからも俺達良い友達でいような」
「っ!ありがとう太一」
そして私は教室へ向かった・・・。
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