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ガラッと教室のドアを開けると紘くんが私の席に座って机に突っ伏していた・・・。 「紘くん」 「優希・・・」 「紘くんごめんね。無視して・・・。でも私も辛かったの。毎日大好きって伝えても紘くんから応えは返って来なくて・・・。ねぇ紘くんは私の事どう想ってるの?」 「ごめん」 「何に対するごめんなの?」 「優希を傷つけた事へのごめんだ・・・」 「うん」 「優希が俺の側にいるのが当たり前で、優希が俺から離れて行くなんて思ってもみなかったんだ・・・」 「うん・・・。私も紘くんが隣りにいるのが当たり前だと思ってたよ」 「もう遅いかも知れないけど、優希の事が好きだ!今まで言えなくてごめん・・・。それと、優希を太一に渡したくない・・・」 「うん、太一に告白された・・・。でも私には紘くんしかいないから太一の事振っちゃった。紘くんが、まだ教室にいるだろうから行って私の気持ち伝えてこいって太一に励まされた・・・」 「そうか太一が・・・あいつ良い奴すぎるだろ・・・」 「うん・・・。あんなに良い人はいないと思う。太一に感謝しなくちゃね」 「ああ、そうだな」 「優希大好きだ。遅くなってごめん」 「嬉しい。もう本当に遅いよ!私なんて子供の頃から何回も紘くんに告白してるんだから。ふふっでもこれからも言い続けるね。私も紘くん大大大好き❤」 「ははっ、知ってる。優希まだ先になるけど、優希の左手の薬指あけといて」 「え?なに?指環買ってくれるの?」 「ああ、結婚指輪・・・俺のためにあけといて」 「それって・・・」 「正式にまたちゃんと言うけど、言わせてくれ」 「うん」 「優希、優希の隣は俺しかいないから俺と結婚して下さい」 「はい。私の隣も紘くんしかいないからね❤結婚今すぐしたーい♪」 「それは無理だ。就職して安定してから、また優希にプロポーズするから待っててくれ」 「うん、待ってる・・・でもなるべく早くでお願いします」 「ぷっ!ああ、わかった。優希のために努力するよ」 次の日・・・。 「へぇー付き合う事になったんだな。やっとか・・・おめでとう2人とも」 「ありがとう太一」 「太一ありがとう。昨日はごめん」 「謝る必要ないって。紘と優希が想いあってる事くらいわかってたし。その変わり、2人とも幸せにならないと許さないからな。そして俺は最高に可愛い彼女をゲットして結婚してみせるから!」 「ああ、お前ならゲット出来るよ」 「うん。太一も幸せになってね必ず!」 「ああ。皆幸せになろーな」 それから3年後の冬に太一は宣言通り可愛い彼女をゲットして結婚した。 太一が結婚してから3年後の夏に私たちは皆に祝福され結婚をした・・・。 [完]
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