第2話 神様がくれた力

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第2話 神様がくれた力

机に置かれた分厚い本に手をかけてみる。 見たこともない文字のように見えるが 翻訳されるているようだ。 この世界のこと 与えられた能力について 与えられたものについて 記載されているようだ。 「この世界のこと」 ここは日本とは違う異世界。 ウェスタニア大陸 東西南北に広がる大きな大陸。 東西南北に国境がありそれぞれの位置に国が統治されている。 西の国 ヘイスタニア王国 アルベリントン・ピース王が統治する国。 民を遵守とするいわゆる民主国家の国。 このヘイスタニア王国の最西には未開の地と呼ばれる誰もたどり着いたことの無い 未開の土地がある。 そこには魔物が多く存在しており。 帰ってきたものがいないと言われており誰も寄り付かない。 未開の地とヘイスタニアには大きな国境がある。 未開の地はヘイスタニア王国領であるが誰も近寄ろうとはしない。 東の国 グレイタスタニア魔法連邦 レイモンド・レモングラス魔導師が統治する国。 魔法の研究に勤しむ魔導師が統治しており レモングラス魔法学院という魔法を勉強する学校がある。 魔法師の育成に勤しんでいる。 また魔導具師の育成にも勤しんでおり 別の国の魔法師の育成にも力を入れている。 北の国 アイスランディア王国 ラウス・アイスランディア国王が統治する国。 山に覆われており 夏場はとても暑く、冬場は極寒の地とされている国。 山がとても多い為、地下にトンネルをつくり他の国と行来しているようだ。 また気候に合わせて色んな食物を作っており 加工品や醸造酒に力を入れている。 交易にとても力入れており アイスランディアの醸造酒はどの国でも人気の高いものとなっている。 また魔物も四季により変化するため 四季によって変異種が生まれやすい土地柄でもある。 南の国 チェーフォリテ王国 トーマス・トールマン国王が統治する国。 昔の日本のような和建築の国。 特に中央都市ディーラインはカジノや博打で栄えている国。 観光とされる土地が多く。 一番最初に作られた土地だとも言われており 色んな遺産が点在しており ダンジョンと呼ばれるものが多く ダンジョンには未発掘の魔道具や武具が多く眠っているとされていて 来た人全てが夢を見る国と呼ばれている。 しかしカジノ依存性など貧富の差が激しい国でもある。 金持ちは待遇され 貧乏は冷遇されるため。 元からその地にいるものは貴族しかいない。 そのため天下りも多く 黒い噂が耐えない国でもある。 与えられた能力について 「魔力制御」 魔力を自由自在に制御することが出来る。 「魔力付与」 魔力を自由自在に付与することが出来る。 「魔法生成」 魔法を自由自在に生成することが出来る。 「魔力感知」 魔力の流れを感知することが出来る。 「身体強化」 身体を強化している。 「剣術師範」 剣術の免許皆伝レベルの力を発揮する。 「ヘパイストス」 とある神話の神の力。 様々な武器や道具を作る能力 「デメテル」 とある神話の神の力。 必ず豊穣する力であり、また変異種など植物の交配などできる力。 「ソフィア」 とある神話の神の力。 読んだ本の知識をそのまま吸収する力。 また吸収したものを即実践することが出来る。 「与えられたもの」について 「魔法の家」 与えられたものが所有者とし 与えられたものは変幻自在に家を移動又は改築させることが出来る。 「未開の地」 この異世界の人々が未だ足を踏み入れたことの無い土地。 魔法の家の裏は「未開の森」「未開の海」があり 多くの生き物や魔物が生息している。 食材として活用されている温厚な魔物から獰猛な魔物まで。 「魔法のシード」 自分の知ってる食物を思い浮かべることで似ている異世界の食物になる魔法の種。 所有者関係なく使用可能。 この異世界では幻の種と言われておりエルフの里の国宝とされている。 「魔法の棒」 変幻自在に形を変えてそのものに代わる魔道具。 国宝級。 鍬や刀などに変わることが出来る。 「書庫」 この異世界の伝記や魔法書などが置かれており 寝室に繋がる廊下にある部屋。 また、魔法のシードや魔法の棒もここに置かれている。 書庫となっているが倉庫に近く とても広い。 神様の不手際のためだろうか 異世界転生ものでよく聞く俺TUEEEE系のチート能力が神様から与えられている。 早速書庫へと足を赴かせる。 書庫と倉庫が一体型になっているようで 魔法のシードは大きな木の箱に詰められており またその大きな木の箱は山積みにされている。 本棚の方へ近づき 早速「ソフィア」の能力を試してみることにする。 本棚へ近づくと 「伝記」 「魔導書」 「禁書」 などと整理されているようだ。 「禁書」はまだどんなことが起きるのか分からないため手を出すのはやめて 「魔導書」のコーナーからいくつか手に取る。 最初に手に取った魔導書は 「基礎魔法の心得」だったようだ。 ページをめくるだけで力が溢れてくる。 これはすごい。 書庫の中央にテーブルと椅子が用意されており 椅子に腰かけて 魔導書を読み漁る。 どれくらい時間が経ったのだろうか 気がついた頃には魔導書を全て読み漁っていた。 集中していたからだろうか ふっと力が抜けた瞬間にお腹が減ってきた。 魔法のシード以外に食べ物がないか 魔法の家を漁ってみるが何も無いので 未開の森へ赴き、なにか食材がないか探すべきのようだ。 早速出かけてみよう。 魔法の棒を手に取り、家を出る。
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