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永遠の別れと再会
おばあちゃんが旅立った。
朝方の電話を受けて、私は仕事を休んで都内へとママを乗せて車を走らせた。
長くはないと思っていたけれど、突然の訃報はショックで目の前が真っ暗になった。
もっと会いに行ってあげたら良かった。
後悔しかなかった。
お葬式はひっそりと…と思っていたらそうもいかず。
叔父さんが喪主となり、親戚が遠方からも集まってきて私は対応に忙しかった。
我が家に皆さん泊まっていただく為、布団のレンタルやオードブルなどの手配。ご近所お手伝いの方への連絡。
母はただただオロオロしているし、兄と姉も子どもは小さいし仕事が忙しくて。
私は社長の「お母さんに付き添ってあげて。」の言葉に甘えてそうさせていただくことにした。
社長は昔、友人の叔父の妹にあたる私の母のことが好きだったらしい。
今はただただ、その気持ちが有り難い。
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