永遠の別れと再会

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近所の葬儀場にて。 お通夜には沢山の人が来てくださり、その対応に忙しかった。 礼央くんも来てくれて、親戚の子ども達の面倒を見てくれている。姿があるだけで私は救われる。 「璃子ちゃん。」 顔を上げると、結弦くん家族と彰くんだった。 この方々も中学の友達とお世話になった家族。 「皆さんお忙しいところありがとうございます。」 「璃子ちゃんも大変だったね。また落ち着いたら遊びに来なさい。」 結弦くんのご家族は本当に温かい。 私は思わず涙が出てしまった。 「ありがとうございます。」 きっと私の今の状況も知っていただろう口ぶりに後悔した。 意地を張らずに顔を出したら良かったと思った。
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