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**** そわそわする。 無理もない。 もうすぐ約束の時間だから。 「どっか行くんー?」 「うん。ちょっとだけ。すぐ帰る。」 「気ぃつけやー。」 「はーい。」 外へ出ると、相変わらず冷たい風が頬を掠める。 ふぅ。と深呼吸すると、少し早足で足を進めた。 約束の時間と場所が近付いてくる。 それに比例して、鼓動もトクトクと脈を打つ。 ……本当に来てくれるのかも分からない。 それでもーー。 ……ここだ。 昨日の場所。 誰もいない。 .
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