29人が本棚に入れています
本棚に追加
「まぁ、なんだ。男なんて星の数ほどいるんだからさ!次よ、次!」
「そんなすぐ切り替えられないよ。別れはすぐ受け入れたけど、好きな気持ちはすぐ消えないもん!」
「健気だね〜。ま、二葉のいい所か。よし!ここは私の奢りだからね!前向いてこ!」
「百合香~!ありがとう!」
こういう時、本当に親友がいてくれて良かったと思う。
私1人だと、今頃きっとご飯も喉を通らくて、満足に眠ることも出来なさそうだから。
まだ、心は辛い。
いつも同じ時間に鳴っていた電話も鳴らない。
もしかして鳴るかな?なんて淡い期待を抱いている自分にも嫌気がさす。
親友に癒されながらも、彼を忘れたことなんて1日もなかった。
それでも、残酷に時間は進んでいく。
前を向かないとって気持ちを奮い起こしては、寂しい気持ちに苛まれを繰り返している私は、この先どうするのだろうか。
.
最初のコメントを投稿しよう!