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はー……かわいい。 世界一可愛い。 もーこの何日かが全部夢って言われても信じるわ。 昨日だって、……。 ダメだ。 思い出すな。 抵抗虚しく様々な刺激がフラッシュバックみたいに蘇る。 『……してやろうか。』 イツキの声が脳の奥で響いた。 白濁した湯の中で揺れる鎖骨の側のほくろ、その下の……綺麗な色の小さな乳首。 太ももに触れた指の感触。 ……っ、無理だ、こんな、、ダメだって、イツキがどんな気持ちで…… 「寝られないんですけど。」 「……へっ?」 「……当たってんだよ。」 タオルケットの中で、イツキの太腿がもぞりと動いた。 「ごめ……っ、」 「いーよ。……俺も、だし。」 「えっ。」 「っ、だってそんなガチガチの押し付けられたらこっちだって……勃つだろ……。」 「……イツキ、勃ってんの?」 「うん……。」 「……触ってもいいか?」 「は??ばっかじゃねーの??やだよ。」 「イツキだって、昨日触ろうとしたじゃん。」 「あ、れは未遂だし、……っふ、ちょ、やめ……っ」 「ほんとだ。硬くなってる。」 スウェット越しにそっと触れると、さらにむくむくと大きくなるのを掌で感じた。 「んっ、ほんと、やめろって……」 先のところが弱いらしい。親指でほんの少し強めに擦ってみる。 「ぅあ、コウ……っ」 ふぅふぅと荒くなった息が俺の首筋にかかる。 イツキの腰がわずかに動く。無意識に快感を求めてしまっているのだ。 直接触ったらどんなふうになるんだろう。どんな顔して、どんな声で。全部知りたい。 スウェットの中にそっと手を差し込むと、下着がじわりと濡れているのを感じた。 「イツキ……」 「やめっ、コウ、やだやめ…んっ、」 「かわいー…」 「やっ、やめっ………っっ!!…やめろって、言ってんだろっっっ!!!」 ガバリと勢いをつけてイツキが体を起こす。顔が真っ赤だ。 「おっ前ちょ、ちょーし乗り過ぎなんだよっっっ!」
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