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「考えすぎは良くない」と言われることがよくある。
自分の中で相手を分析して、こんな行動を取るだろう、こんな事を言うだろうと仮定する。長い時間を経てその仮定を肯定する。そうやって〈貴方は私にとってこんな存在で、こんな影響を及ぼす〉と決めつける。
私は、Kさんが〈毒みたいな人間〉と肯定していた。それなのに、私が居なくなって心配をする様な優しい人間だと知ってしまった。その瞬間、理想を崩され期待を裏切られ、騙されたと感じた。
"おじさん"の中の"私"と"男"も、"偽者のKさん"の中の"私"も、"私"の中の"Kさん"も、きっとどれも仮定の段階の理想だ。理想の相手を創り上げ勝手に期待して、裏切られると騙されたと嘆く。本当にみんな自分勝手で都合が良い。
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