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どこか悦ぶような口調で江藤がたしなめた。
海は脚をばたつかせて今まで以上の抵抗を見せた。
必死とも言えるその表情に、江藤の興奮がより一層高まっていく。
「こんなところ、人に見られるなんて初めてだろう? 恥ずかしくて、仕方ないのかい?」
貴公子、王子様――ともてはやされている人物が、こんな赤ん坊みたいな格好をさせられて、秘所をさらしているのである。
この上なく恥ずかしい以上に、ひどい屈辱だろう。
「でももう観念するんだよ。君に拒む権利なんてないんだから……」
海の引き締まった尻をピシャリと叩き、嗜虐的な感情に任せて言い放つと、江藤は頑なに覆っていた手を掴んだ。
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