第一章 共通思考。あるいはテレパス

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「キレイなアソコを、見せてごらん……」 「やめろぉ……っ! 見るなっ!!」  そして、強引に引き剥がした――。 「……おや……?」  一瞬の間をおいて、江藤が不可思議な声をあげた。 「……おやおや……」  これはいったい……とつぶやき海を見下ろすと、江藤は歪んだ笑顔を浮かべた。  海は唇を噛み締め、顔をそむけてままでいる。 「これはいったい……どういうことだい?」 「…………」 「……バージンだとばっかり思ってたのにな」  きつく締まった秘所を期待していた江藤は、驚いたような拍子抜けしたような声をあげてしまった。
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