序章

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序章

アルルッカ大陸の北の隅にある国、トトカリカ。 そこに住む一人の少年__ガイは大変物好きであった。 ある時、彼は隣の国__ニオラに買い物をしに行った。 ニオラは、はっきりと四季が分かれた美しい国だった。 そしてトトカリカに帰った彼は、複数の疑問を父母にぶつけた。 「ねぇねぇ、なんであの国はあんなに建物が多いの?」 「それはね。あの国はお金を持っているからよ」 「ねぇねぇ...... 父母は彼がとても賢いことを知っていたので、妥協せず真実を答えた。 しかし、だけは彼がどんなに質問しても、答えることは無かった。 「ねぇねぇ、なんでこの国には年中雪が降っているの?」 「・・・・・・」 「なんで?」 「・・・・・・」 彼は疑問を解決するため、動き出した。 __年中雪が降る疑問を解決するために。
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