【完結】とりあえず、走っとく?

2/10
前へ
/10ページ
次へ
「そうですね〜誰か良い人、いたらいいんですけどね〜 なかなかこればかりは…いつもご心配いただき、ありがとうございます。」 こんなこと言わずに、発言がセクハラだと罵りながら、その辺にあるちゃぶ台をひっくり返せたらどんなにか、気持ち良いだろう… しかし、当然のことながらそんなもの、この会社にはない。 私の脳内では、 既に100回以上は、この上司に対してちゃぶ台を思いっきりひっくり返して、上に乗っている味噌汁やご飯をぶちまけ、お箸を猛スピードで投げつけている…  上司のつるっとした頭の上に、みそ汁のわかめ…    最高… 見てみたい…  おっと、いけない、…私としたことが、またおかしな妄想が勝手に… …仕事しないと…時間が全然、足りない。  年末で超がつくほどの繁忙期…   本当は年内でスッキリ辞職したかったけど、 やっぱり人の配置や仕事の引継ぎで周りに迷惑がかかると思うと、 どうしても、 退職届を出すことができなかったのだ…。
/10ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加