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「あらぁ、人見知りしてるの?
高校1年にもなって困った子ねぇ。
…でも人見知りというよりは
アンドロイド見知りかしら?」
ホホホホと上品に笑った。
そうこうしているうちに、契約手続きを終えた
男性が戻ってきた。
「さぁ、皆そろったことだし自己紹介と
いこうじゃないか。 僕は真島 哲。
これからよろしく頼むよ」
「じゃあ、次私行きまぁす。
哲の妻の蓮見といいます。
よろしくねぇ」
「…椿です」
椿は素っ気なく名前を呟くと、
スマホの画面をコツコツと叩き始めた。
「コラ椿、失礼じゃないか。
ちゃんと挨拶するんだ」
哲が椿を厳しい口調で𠮟りつける。
しかし効果は薄い様で、椿は面倒くさそうに
睨み返して一言。
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