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キーマンさんと嵐さんとのスリーマンセル。
N県の現場が終わり、東京に戻ってきたのは夜も更けた22時。
社用車を会社に戻して、それぞれ自宅に帰るつもりでいたんけどさ……
「ヘイヘイヘイ! ツーボーイズ! まさかこのままゴーホームなんてdon't say! ザ・ナイト イズ ヤーングッ! それに加えて明日は代休、3人揃ってホリデーだ! パーティーをしない理由がどこにある!」
ヒーーーーーーーハーーーーーーーッ!
行きも帰りもドライバー(交代ナシ)。
東京⇔N県、往復で6時間は運転してきたキーマンさんが、ハイテンションでそう言った。
げ、元気だな、疲れてないの?
僕なんて、帰りの車でグゥグゥ寝ちゃって、そこそこグッタリしてるんですが。
なのにこれからパーティーするって本気なん?
や、楽しそうではあるけどさ、あるんだけども体力的にもつかなぁ。
ん……まぁでも、確かに明日は休みだし、この仕事、滅多に休みが合う訳でなし、どうしようかと悩んでいると……
「パーティー良いかも。今日の現場はすぐに終わって疲れてないし、……そ、それに、ボク(……チラッチラッ)お、岡村さんと……も、もう少し、お、お話したいなぁ……な、なんて……その……(ゴニョゴニョ……)」
耳が真っ赤な嵐さんが(顔はコントロールベース効果で赤くない)、チラチラ僕を横目で見ながら言ったんだ。
や、やだ……!
嵐さんにそんなコトを言われたら、言われたら……!
「ハイ、僕も行きます。パーティーサイコー!」
脊髄反射で答えてた。
同時、僕の背中におんぶされてる、猫と熊のフワフワコンビがはしゃぎだす。
『うーなー!』← 大福(訳:ぱーちー!)
『パーティー!』←チビクマのルミちゃん
あはは、落ち着け暴れるな。
カワユな2匹は僕の背中でお祭り騒ぎだ。
そんな僕らのイエスの返事に、キーマンさんはニヤリと笑って親指を立て、
「イエァッ! 決まりだな。ジェーン、チェリーボーイ、ビックラッキー、& ルミ。カマン! パーティー会場はコッチだ」
誘導されて連れてこられた場所はと言うと、会社から徒歩5分の2階建てのアパートメント。
そう、キーマンさんのご自宅だったのだ。
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