第七章 霊媒師こぼれ話_レッツハッピーバスタイム

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そんなこんなでユルく楽しい時間を過ごし、草木も眠る丑三つ時を過ぎた頃、僕はスゥッと寝落ちをしてた。 …… ………… ……………… 「…………フフン♪ フフンフフン♪」 ん……なんか聞こえる……なんだ? 「……フフン♪ ……フフフン♪ さぁ、カワイ子ちゃん……」 カワイ子ちゃん……? 誰のコト……? ん……? んん……? 囁くような小さな声。 僕はそれに起こされて、目を開けてキョロキョロまわりを見てみたの。 ここはリビング、寝落ちの僕はソファの上に寝かされていた。 キーマンさんと(らん)さんが運んでくれたのかな? タオルケットもかけてある。 だけど、キーマンさんと(らん)さんは……ココにはいない。 あれ?  2人だけじゃないや、大福もルミちゃんもいなくない? みんなどこに行ったのかな。 ノロノロと身体を起こし、足を忍ばせ廊下に出ると、別の部屋からオレンジ色の光が漏れてる。 あの部屋にいるのかな、行ってみようかな。 ソローリソローリ、滑るように廊下を歩いて部屋の前。 ドアは半分開いたまま、そこから中を覗いていみると……いた! キーマンさんも(らん)さんも、大福もルミちゃんもいるよ。 なにしてるんだろ……? 僕はドアから顔を突っ込み、小さく声を掛けてみた。 「あの……みんな、なにしてるの?」 中のフタリとイチニャンイチクマ、みんな揃って振り返る。 キーマンさんはすこぶる笑顔、(らん)さんと大福はワクワクしたよなキラキラ笑顔。 そんな中、飛ぶように僕に走り寄ってきたのはルミちゃんだった。 『オカムラ! オカムラ! あのな! 今な! キーマンが俺の本体(からだ)をキレイにしてくれてるんだ! 夜も遅いし明日かなぁって思ってたのに! 俺、スッゴイ嬉しいよ!』 え!? そうなの!?
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