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レッツハッピーブラッシーング!
宣言後。
取り出したるはピンクのブラシ、コロンとキュートなハート型だ。
てかもう、アイテムがいちいち可愛い。
「ヘイ、ボーイ! フロムナウ、YOUの汚れをこのブラシでクリーンアップだ!」
そう言ったキーマンさんは、横たわる本体を持ち上げ、頭の先から爪の先までゆっくりブラシをかけていく。
頭のテッペン、丸いお耳に丸い鼻、丸いほっぺに丸い手足と胴体も。
まるで優しく撫でるみたいに時間をかけてだ。
チビクマはそんな様子をジッと視て、時々、”わぁ……” なんて弾んだ声を上げていた。
なんでもコレは、洗う前の下準備というコトで、表面上の本体の汚れをブラシで払って落とすのだと言っていた。
優しくブラシをかけているのは、野外生活10年選手のチビクマの、布地自体が痛んでいるため、新たな破損を作らないよう注意の意味があるらしい。
なるほどね、そういうコトか。
「グッ! これでざっとダートは落ちた。ネクストはウェイト フォー ユー、レッツ ハッピー バスタイムだ! イェアッ!」←小声
おぉぉ! + うなぁ!←僕と嵐さんとチビクマ & 姫(もちろん小声)
スゴイな!
いよいよお風呂に入るのか!
楽しみだなぁ、もちろん後ろを着いてくつもり。
みんなでお風呂の見学会だ。
『オカムラ! 嵐! 大福! 聞いたか? 今からハッピーバスタイムだって! 俺、風呂なんか入ったコトないよ! ピカピカになれるかなぁ? スッゴイ楽しみだ!』
ポムポム跳ねてはしゃぐチビクマ。
それを視た嵐さんは、
「キーちゃんにまかせておけばダイジョウブ。ピッカピカのフワッフワになれるから♪」
とニコニコ笑う。
大福はクマのオハナをペロリと舐めて、
『うななうなうな、うなうなな!』←訳:肩まで入って10数えるにゃ!
お風呂に関するミニ情報を教えてた。
キーマンさんは敷いてたタオルで本体を包むと立ち上がり、鼻歌交じりにお風呂に向かう。
僕らはゾロゾロ短い廊下を、ロープレのパーティーみたいに縦並びに歩いて行った。
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