第七章 霊媒師こぼれ話_レッツハッピーバスタイム

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フリーンフリーンと尻尾を揺らす二尾の猫又。 キーマンさんはニヤリと笑うと、 「ワォ……クックックッ……ワオワオワオワオッ! ビッグラッキー、まさかと思うがアレをする気か(・・・・・・・)? ハッハーッ! 悪くない、悪くないぞ!」 片目を瞑ってそう言った。 その背中ではチビクマが『アレってなんだ?』と小首を傾げる。 あ、そっか。 キーマンさんは、お姫の妖力(チカラ)で先代と会っているから ”尻尾の術”を(この名前は僕がつけた!)知っている。★ だけどクマは、キーマンさんと会わせてあげると言ったけど、その方法までは話してないから分からないんだ。 で、 「ビッグラッキー、ホントにYOUはイカしたヤツだ。霊の視えないこの俺と、プリティーベアーをコネクトするとはなっ!」 ヒーーーーーーハーーーーーーッ!! テンション高く雄叫ぶと(でも小声)、キーマンさんはモフモフニ尾の一本をそっと優しく手に取った。 で、で、 チビクマも『俺も尻尾を掴むのか!?』と、アタアタしながら背中から滑り降りると、丸いお手々を両方使ってタシッ! と尻尾を掴んだの(”真剣白刃取り” っぽい感じで)。 その刹那____ お姫の霊体(からだ)がピカーッと発光。 僕とクマとキーマンさんは、ギュッと目を閉し「「『眩し!』」」とハモり、瞼に透ける強い光が徐々に弱く薄まっていくと…… …… ………… ……………… 「ワァオ……!」←驚き顔にキラキラ効果をトッピングしたキーマンさん 『……お、俺と……目が合ってる?』←ボタンの目がより真ん丸なチビクマ ヒトリとイチクマ、お互いに目と目を合わせて固まっていたんだ。 どうやら……”尻尾の術” は成功したみたいだな。 お姫は ”うなん” とおすましで、その場にドスンと香箱座りで目を閉じた、……大福、いつもありがとね。 霊媒師本編でキーマン初登場の第十一章、霊の姿が視えないキーマンと先代を会わせる為に ”尻尾の術” を使ったのがこのあたりです(*´▽`*) ★https://estar.jp/novels/24474083/viewer?page=389&preview=1 ★そして訂正です💦 この章の大福を ”三尾” と書いていましたが、この頃はまだ ”二尾” でした(第十八章の深渡瀬嵐を読み返して気がつきました)。 なもんでコソッと修正してます💦 すみません💦💦
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