第九章 霊媒師こぼれ話_エイミウの星の砂

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店員さんから小皿をもらって互いのゴハンを取り分けた。 それを2人で仲良く交換、これでどっちも楽しめる。 飴色のテーブル上にはビーフシチューと鶏肉のハーブ焼き、それとキッシュはほうれん草にカリカリベーコン、シメジにエリンギ、マッシュルームも入ってるんだ。 どれもこれも熱々出来立て、幸せランチの始まりだ。 まずは一口、それぞれが好きな物からパクリとすると…… 「なにこれ美味しい……」←僕 「……………ですね……」←水渦(みうず)さん あまりの美味さに思わず無口になってしまった。 や、もうこれはヤバイ、めちゃくちゃ美味しい。 ”外観が可愛いから” と入ったカフェは大当たり、特にシチューは絶品だ。 ブロック牛は口に入れた途端にホロホロほどけてしまうし、大きめカットのゴロゴロ野菜もうまみがしっかり味わえる。 それに加えてソースも濃厚、だけどぜんぜんしつこくないの(奇跡……!)。 ツヤツヤのデミグラス、ほのかに感じるトマトの香りと肉の甘味が鼻を抜け、刻んだパセリが目にもキレイ。 ここまで美味しいシチューを食べるの久しぶり。 前回食べた絶品シチューは6年前の……そう、ジャッキーさんお手製のあの一皿! 水渦(みうず)さんも覚えてるはずだ、だっておかわりしたくらいだし。★ ★6年前、エイミーと水渦(みうず)とジャッキーが現場を終えて打ち上げをした時に食べたシチューがこのあたりです(*´ω`) https://estar.jp/novels/24474083/viewer?page=593&preview=1 「霊媒師募集」に飛びます。
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