第二章 霊媒師こぼれ話_持丸平蔵と清水誠ー1

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ドロン!(ハローワーク出た) ↓ ↓ ←この間、数秒 ↓ ボワン!(おくりび着いた) 『清水君! 清水君っ!!』 帰社早々、大声で新社長に声を掛けると、 「なんだよジジィ、騒がしいな!」 上半身裸んぼの清水君は、仕事もしないで筋トレ中。 んもー! 呑気なんだからっ! 『鍛えてる場合じゃないですよ! 私! すごい子を視つけちゃったの!』 「“すごい子” だぁ? なんだよ、霊力(ちから)(つえ)えヤツでも視っけたのか?」 そう言いながら、ペットボトルの飲料水を一気に飲み干す清水君。 私は彼にズィッと近付き、 『大当たり! すごいの! ただの霊力(ちから)持ちじゃないんだから! あのね、その子はね____』 手振り身振りで時間をかけて、今日会った男の子の話をぜんぶ聞かせてあげました。 終わった頃には清水君も「マジか、ぜってぇ逃がさねぇ!」と大興奮です。 ふふ……ふふふふふふ……! 明日が楽しみです、早く会いたいですねぇ! 待ってますよ、絶対来てね! 来なかったら迎えに行っちゃいますからね! そんでもって、どうかひとつ! おくりび(ウチ)の子になってちょうだーいっ! 第二章 霊媒師こぼれ話_持丸平蔵と清水誠ー1__了 ★コソっとお知らせです。 すみません💦 了のタイトルにシレッと『ー1』とつけたして、前半後半で分けさせていただきました(ココまで約11400文字)。 次回は『霊媒師こぼれ話_持丸平蔵と清水誠ー2』誠視点の面接編となりますので、よろしくお願いします(*´ω`) 霊媒師もこぼれ話もイラストも、いつも読んで、見ていただいて本当にありがとうございます✨ たまこ
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