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交流
雪は一晩降り続き、翌朝にはすっかり村一面銀世界になっていました。
小さな子どもの腰まで埋まる積雪を見て、トーマスが逗留を提案すると、いかけ屋の一行はたいそう喜びました。
いかけ屋たちは日中森の入口で焚き火を炊き、村を回って仕事を請け負いました。
夜はしっかりと火を消して干し草置き場へと戻っていきます。
トーマスとエマは寒い晩には温かなスープを差し入れてやり、いかけ屋たちは宿のお礼にと針金で色々なものをこしらえてくれました。
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