第6章 偽装彼氏の契約解除

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 美優の理性も吹き飛ぶ寸前。悩みながらもう一度キスを受け入れた。  すぐに激しくなっていくキスに必死についていったが、長くて深いキスはなかなか終わってくれない。  さらにはワンピースの背中のファスナーがおろされ、肩から落とされると、上半身を丁寧に愛された。  美優は、これ以上はまずいと唇を離した。 「椎葉さん、待って。やっぱりシャワー浴びたい」  美優は恥じらいながら懇願するが、椎葉としては高揚した顔で言われても説得力がない。 「いまここで中断しちゃっていいの?」 「でも……」 「美優の身体はだめって言ってるよ」  かわいすぎて、ついいじめたくなってしまう。  だが椎葉の言う通りだった。美優の身体はすっかり潤い、椎葉を求めていた。 「どうする? いったんやめる?」  椎葉の問いかけに美優は涙目で答えた。 (やめられるわけない)
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