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僕は今とてつもなく大きな門の前にいます。
あ!申し遅れましたね!
僕の名前は【花森 桃】。
何処にでも居る、普通の高校一年生です。
僕の自己紹介は後々作者さんがするそうなので、それまでお楽しみに!(メタ発言やめて!)
桃「わ…。この門おっきい…。」
僕が立っているのは門の前。何処の門の前かと言うと、泡真琉男子学園という可愛らしいお名前の学校の門なのです!
泡真琉男子学園は名門の御曹司さん達が通うような学園で、幼等部からのエスカレーター制でして、高校から外部からの募集を受け付けているのですが、その試験が難しくて中々外部生が居ないらしいのです。
勿論内部生も高校に入学にあたって外部生と同じ内容のテストを受けるそう。
実は僕、勉強は少し得意なんです!コツコツ積み上げていってレベルアップする感じが堪りません!逆に運動はとても苦手。コツはなんとなくわかるんですけど、体が追いついてこないんですよね…。
は!こんなことしてる場合じゃないです!
早く中に入れてもらわねば…。
でもどうすれば…??
インターフォンとかあるのでしょうか…
キョロキョロ…
インターフォン発見!!押します!
【ピンポーーーン】
管『はい。こちら管理人室です。ご用件をどうぞ。』
桃「こんにちは。明日入学いたします。
新入生の花森 桃です。」
管『花森様ですね。お待ちしておりました。
ただいま迎えを向かわせます。ので門の中
でお待ちください。」
桃「ありがとうございます。」
お迎えだなんてなんだか申し訳ないです…。
〜数分後〜
お迎えの方を待っていると艶やかな髪を靡かせた綺麗な方が僕の元にやってきました。
?「はじめまして。貴方が花森 桃さんですね?」
あぅ…綺麗な人です…。
桃「あぅ…綺麗な人です…。」
?「ふふ…ありがとうございます。」
あゃ…もしかして声にでてた…??
恥ずかしいっ///
?「大丈夫ですか?」
桃「ひゃい!花森桃です!すみまへん!」
2度も噛んだ!!!大事なとこなのに…!
?「ふふふ…可愛らしい。そんなに緊張なさら
ないで…。私は【東雲 春吉】。この学校
で生徒副会長を務めています。よろしくお
願いしますね?」
僕が2度も噛んだことにショックを受けて俯いて、居ると副会長さんは僕の頬に手を当て、その手を僕の顎にズラして僕の顔を上に向けました。
初めてしっかり見た副会長さんの顔は何処か疲れて居るようで、
桃「大丈夫ですか?怒ってますよね…。」
僕は副会長さんの目元の隈に手を伸ばした。
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