7人が本棚に入れています
本棚に追加
13
そして日々は過ぎ結婚式の日
「ナターシャすごく綺麗だよ」
「レオ様もすごく素敵です」
なんだ?
大勢の人間の匂いがする
まさか、また人間が魔界を襲ってきたのか?
「魔王様大変です!人間が城に攻めてきました。早くお逃げ下さい魔王様」
「やはり人間だったか。アシリ・・・ナターシャを安全な場所へ避難させてくれ」
「魔王様も一緒に行きましょう」
「いや私はここに残って人間と話をする」
「なっ!戦うのではなく話なんて・・・人間が聞いてくれる訳ありませんよ魔王様」
「やってみないとわからないじゃないかアシリ」
「ですが魔王様」
バァンとドアが開き多くの人間がやって来た
「魔王がいたぞ。みんなこっちだ」
「人間よ。君たちはなぜ魔界を攻撃する?」
「悪魔なんぞ、この世にいらない存在だからだ」
「この世にいらない者などいない。昔は悪魔も人間と共に仲良く暮らしていたはずだ」
「悪魔と共に暮らすなど無理に決まってる!」
「やってみないと、わからないじゃないか!」
「ええい、うるさい俺はお前を倒す!」
そして目の前の男が剣を私に振りかざした。
「魔王様お逃げ下さい!」
「レオ様!!」
私の目の前にナターシャがいた・・・。
どうなっている?なぜナターシャが倒れているんだ?
私を庇ったのか?ナターシャ・・・。
最初のコメントを投稿しよう!