隠れヲタ

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隠れヲタ

SpoonやHAKUNAのリスナーをしてまる2年になる。 リアルでは、普通のお母さんをしており、私が声をだして声劇に参加している配信者で、台本を人気配信者に読んでもらっていることを、リアルの友人はほとんど知らない。 ・・・と、おもっていた。今日まで。 【お誕生日おめでとう、いいねたくさん来ていたね】って ママ友にいわれて、そのママに話したかどうかも忘れて 「あ、ありがとう」と応えてしまったのだ。 【忘れてるよ、ペンネーム変える前に、ブログを教えているのを】 そう、だった。もう見ていないと思ったのだけど、変更前のペンネームをママ友たちは知っている。 教えたのに、ほとんどだれも見てくれなくて、そのまま忘れ、配信をするようになって 配信者の名前のペンネームに変更。 そのうち 配信ネームがひとり歩きをし、ある配信アプリのレビューばかり書くようになり、検索で引っかかるようになり そこから同じ名前の 【Twitter】までバレていたようだった。 「いつから?」とタジタジになる私に 【だいぶ前、かな。私、ずっと読者だからね】 ずっと読んでいてくれる、人が私にもいた。 私がヲタクだということも、配信アプリの推しを激推ししている痛いアラフォーママだということも、わかっているということ、だよね? 【楽しそう。推しに恋しているみたい。キラキラして、綺麗になっているし、私も推しみつけようかな】 「え?!ぜひぜひ!」 私の生き方を、ヲタクを否定されないのは、とても嬉しい。 【あとね・・・私、ずっと離婚してから子持ちバツイチだからさ。推し愛見てて、私もね、彼氏、出来たよ・・・】 「おめでとう!!え?!おめでとうだよ!私の推し愛みてて?え?」 【アラフォーになろうと、いくつになろうとバツイチだろうと、子持ちだろうと、好きなことしているの、かっこいいよ】 ママ友に私のファンがいるとは。 私、ヲタクで良かった。 書き続けて良かった。 「彼氏出来たんだね!おめでとう!!あと、いつも応援してくれて、ありがとう。お互い推し愛頑張ろうね」 End
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