走るための
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路地の暗がり、木陰、建物の軒先、塀の影。例の脚はそういうちょっと暗いところなら昼間でも出るらしい。あの日からついそういうところを見てしまう。 あの時は幻覚だと思った。けれど本当に俺の脚だけが走っていってしまったのかもしれない。そう思うくらいタイミングが良かった。 俺の脚なら、見つけたらまた走れるのかもしれない。そう思ったらつい探してしまう。俺は走りたい。
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