走るための
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見つける。双方の動きが一瞬止まる。動き出すのはあちらの方が早かった。走り慣れた脚とまだ慣れない車椅子。どちらが速いかなんて一目瞭然だった。 「待って、待ってくれ」 声は届かず脚はいなくなってしまった。 けれど確かにあれは俺の脚だったと思う。左脚のアキレス腱のところにほくろがあった。俺の脚の幽霊のようなもの。 どうして俺の脚は逃げたんだろう。
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