「とんでも歯医者」のモデル

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「とんでも歯医者」のモデル

2022年に入って公開した作品はこのエッセイを除くと、キツナ月さんリクエストの「恨めし粉」と一昨日公開した「とんでも歯医者」の2本。 今数えたところ、2021年の2月は23本新作を上げてたので、今のところペース的には去年の1割以下です(✿☉。☉) ちょっとのんびりし過ぎかしらね(・o・;) 最新作「とんでも歯医者」に『どこが実話なのか気になる』とコメントをいただきました! 私が中学生の頃のお話です。 学校の歯科検診で要受診の紙をもらってしまった私は、近所にできたばかりの歯医者に自転車で行きました。 オープンしたてのその歯医者は、予約なしの飛び込みでもすぐに診てくれました。 中にはでっぷりとした受付のおばさん(中学生の私にはおばさんに見えましたが多分30代半ばぐらい)がものすっごく愛想のいい応対をしてくれました。 「ハァイ、あなた、〇〇ちゃんっていうのね!  中学生?そぉ〜〜なの?  もう、ほっぺとか真っ赤で可愛いわねぇ! ショートカットでのりピーちゃんみたい! のりピーちゃんって呼んじゃおうかしら? のりピーちゃーん!!」 ……苦い思い出です。 当時バスケ部のセンターフォワード。 人生で一番体重のあった頃の私は、決して『のりピーちゃん』ではありませんでした。 (若い方はわからないかな? のりピーちゃん。酒井法子がアイドルで「マンモスうれピー」とかのたまわっていた時代のお話です) こいつはハンプティダンプティとして作中に登場させてやりました。 ペコメにも「やたらと話しかけてくる歯医者っているよね」と賛同を頂いておりましたが、 いざ診察が始まると、丸顔の人懐っこそうな歯科医が最初から最後まで一人で喋っていました。 「今日はどうしたのかなー? 〇〇中学の生徒さんってことはお家このへん? どっちから来たの? 今日は一人かな? 兄弟とかいるの?」 口開けてるんでね。 せめて「はい」だけで答えられる質問にしてもらえないもんかね!? と苦々しく思いましたよね。 この医者が槍杉先生のモデルです。 私は二度と行くもんか!!と思い、実際行かなかったのですが、あれから数十年。 この歯医者は潰れずに実在しています。 あの絡みに慣れちゃうと、他の歯医者では物足らなくなっちゃうんですかね?(≧▽≦)
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