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「どー思う?」
『すずなの思う通りだと思うよ。』
夏休みの終わりぐらいだったかな?慎二郎おじさんと、連絡先交換したのは。
元彼と付き合い始めた頃で、私の相談に真剣に付き合ってくれて、すっごく嬉しかった。
最初の頃は甘々ノロケ、そのあと私がフって別れるまで、とことん付き合ってくれたし。
何でも話せて、聞いたらちゃんと答えてくれる、それが大人の男の人の意見だからスッゴい参考になる。
しかも職業が、なんと小説家!
だから話が面白いのかな?
県外に住んでてなかなか会えないけど、ちょくちょく相談してる。あ~最近は雑談の方が多いかも。
「私の思う通りとは?」
『まず何の話なのか教えてくれ。』
お姉が私の良き理解者なら、慎二郎おじさんは良き相談相手。
サポート体制万全、完璧ッス
今日もとりあえず殴り書きカキカキカキカキ…。
『ふむ、つまりアタックしてくる男子が多すぎて処理しきれない、と?』
「そーなんよ、ウザいのは削除するけど、どこまでキープしとけばいいかな~、と。」
『鬼だな。』
「ぁんでだよ、天使やろ。」
『じゃ小悪魔ぐらいで。』
「あ、ソレ可愛い。私にピッタリかも。」
『何事も整理整頓が効果的かなと。まず彼氏候補と友達枠に分類する。』
「おお、ソレいい!」
『彼氏候補はランキングを付けてみる。』
「すごいすごい!ひょっとして若い頃にやってたとか?』
『残念、すずなみたいにモテなかったし。』
「嘘やん、どんな女の人が好きなんよ?私にだけ教えて。」
『妻。』
「えー!ツマンネー!お姉みたいなタイプに迫られたら、どう?イチコロじゃね?」
『若い頃ならそうかもねw』
「私は?可愛いぞ。」
『ロリいらんし。』
「ロリゆーなしw」
微妙~にお姉と差を付けられた気がするが。
でも、同級生とかお父さん相手じゃ絶対できない話が楽しい。
よし、早速男子をランキングして、明日学校で確認だ。
お姉も、慎二郎おじさんとこんな話しするのかな?イヤイヤそもそも必要ないか。
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