すもももも【完結】

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『すずなにアプローチしてる男子に、年上の兄弟が居ないか、確かめてみ。』 信二郎おじさんの任務はそれだけ。 そんなんで私にふさわしい男子が見つかるって…ホントか? 『ランキングの上位陣だけで十分だから。』 ふむ、んじゃ上から5人ぐらいで良いかな? まぁ、時間が有ったらあと2、3人増やして…と。 ど-せ向こうから寄ってくるから簡単だ。 あ、早速1人目来たし。暫定ランキングNo.3、バスケ部キャプテン。 「ん、おはよー、ちょーっと教えてよ、お兄ちゃんとか居る?」 居るし、慎二郎おじさんスゲーな。 教室に入るとランキングNo.4と暫定No.1がもう登校してた。机に荷物を置く頃には2人ともこっちに来てる、ちょうどいいや聞いてみよ。 居るし。慎二郎おじさんさんヤベーな、エスパーか? 昼休みにあと2人確認したら、やっぱり居て、私はひとつの共通点に気が付いた。 全員5~6歳年上でやんの、お姉と同級生じゃん、スッゴい偶然。 あと相変わらずみんなウチに遊びに来たがる、けどこれは前からだからカンケー無いかなと。 女子の部屋って男子の憧れらしいからね、でもそ~簡単には入れたげない。 ついでだから寄って来る男子ひと通り確認しとくか、メンドイからこっちからは行かんとこ。
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