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題名について
題名を考えるのが苦手だ。物語を書く者として大きな弱点だと思うのだが、短い言葉で、その物語を表す題名が、すぐに思いつかない。
せっかく完成させた物語に良い題名を付けたいという気持ちはあるのだが、これだ、といったものがなかなか、思い浮かばないのだ。
エブリスタに投稿した『もう、本は捨てない』も悩んだ。この物語は理央と健人という高校生2人の成長を書いた青春小説だ。ある事情で心が傷ついた2人が、互いを思いあい、心の傷を癒していく。
反省点ではあるのだが、私は『もう、本は捨てない』を書くにあたって、青春小説というものを読むことはしなかった。今、思えば読んでおくべきだったと思う。せめて、題名だけでもチェックしておけば良かった。そうすれば、こんなに困ることはなかったのではないだろうか。
色々と考えた結果、今の私の題名を考える力で考えついたのが『もう、本は捨てない』だ。私は、自分で書いた『もう、本は捨てない』という物語が好きだが、題名はこれで良かったのだろうかと時々考えてしまう。
題名だけを見たら、「断捨離をあきらめた人の話?」等と勘違いされてしまいそうだ。題名で本を選ぶ人もいるのだから、題名についてはもっと修行をした方が良さそうだ。
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