逆境からの大逆転

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「ひ、ひっ……!は、反逆だ!!衛兵!衛兵であ――!!」 陛下の口が開かれたまま、言葉が途絶える。 「これでいいかしら?」 「うん。ありがとう、サフィス」 「お安いご用よ。私は雑魚の相手をしてくるわね」 「わたしも手伝います、サフィスさんっ!」 サフィスが魔法で陛下の口の動きを止め、唯一の出入口の扉の前で陣取る。ナドリーヌと一緒に衛兵の相手をしてくれるみたい。 「……ありがとう、二人とも。さて」 「っ!!」 陛下の開きっぱなしの口に薙刀を向ける。突きつけた瞬間、目から涙がこぼれだす。
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