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「貴方、これまでお世話になりましたね」
「……!!」
「人前での数々のセクハラ、誠に不快でしたわ。それでも国の為を想い、これまで仕え、側に馳せ参じておりましたが、もう限界ですわ」
「……!!……!!」
「さよなら、陛下」
「~~~~!!」
「……あら、結局殺らなかったのね」
ある程度の衛兵を追い返したサフィスが問いかける。視線の先にはわたくしと、気絶し失禁している元夫。
「これでも元夫だもの。多少の情はあるわ」
「……確かにね。気は済んだ?」
「ええ。本当にありがとう、サフィス。ナドリーヌもありがとう」
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