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「……。ところでサフィス、この頭の傷、もしかして……」
「っ!」
「えっ……まさかサフィスさんの夫が……?」
「……」
何も返さないサフィス。……つまり、そういう事よね。
「……許せない」
隣でナドリーヌが震える。彼女の怒りの炎が静かに、グツグツと煮えたぎった。
「ん?ぐぁっ!?な、なんだおまっぐぉぉ!!」
「これはシェリハース様の怒りの分!」
「あ、が、ぐ、あ゛ぁぁっっっ!!」
「これは!私の怒りの分!」
「ぎ、い、いだ、あ゛ぁっ!!あ゛ぁぁ!!」
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