訓練、そして再びダンジョンへ

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訓練、そして再びダンジョンへ

さてと、装備品を確認するか。装備品だが、レア度と強さは基本的に星の数と色、装備品枠の色で見分ける。星は最低から☆、☆☆、☆☆☆、☆☆☆☆、☆☆☆☆☆、★、★★、★★★、★★★★、★★★★★だな。枠の色は最低から、無色、白、黄緑、緑、水色、青、紫、赤、橙、黒の順でつけられてる。それから★、青移行の装備には名前の前に二つ名がつくのが基本だな。他にも攻撃力とかエンチャントとか特殊効果とか強化度とか、色々あるな。まず俺の装備を見ていく。 『★★★★★終わりにて待つ最後の最強の槍剣「ロン・ゴ・ミニアド」+20』 『★★★★★勝利をもたらす炎の黒き刀剣「アマノムラクモ」+20』 『★★★★★全てを撃ち抜く黒き対物ライフル「ミストルテイン」+20』 『★★★★★最大の破壊と絶望の拳銃「SPイーグル99」+20』 『★★★★★最大の破壊と幸運の拳銃「VGPパンツァー」+20』 『★★★★★錆びついた切れ味のいいナイフ「ダンケルハイト」+20』 『★★★★★切れ味の良すぎる暗黒の包丁「スタックシュメルツ」+20』 『★★★★★羽のように軽い黒革の帽子「アウベンタガー」+20』 『★★★★★ダイヤより硬い黒革のコート「レイブン」+20』 『★★★★★誇り高き指抜きグローブ「シラヌイ」+20』 『★★★★★抹消された死神の腰帯「ジ・エンド」+20』 『★★★★★神を殺した靴「ツギハオマエダ」+20』 ………………………… まだまだいっぱいあるが、いつもつけてるのはこれくらいだ。ヘカテーの装備は結構いっぱいあるから重くて動けなくならないといいんだが…。 *** 「よろしくお願いします」 「そんな堅苦しい挨拶はしなくていい、始めるぞ」 始めたばかりの時は俺もこんな感じだったな。あの人は今どこにいるのだろうか…。もしかしたら…いや、考え事はよそう。 「さてと、お前に覚えてもらうのは杖術、射撃術、格闘術、騎乗、二刀流、料理、錬金術、回復術、瞑想、魔法、元素魔法、暗記…まぁ、他にも色々あるが、こんなもんだな」 「わ、わかりました」 「その前にこれを着ろ」 「これは…なんですか?」 「お前の装備だな、靴に腰帯、グローブにローブ、帽子に杖、拳銃、ライフルだ、武器は別にいいが、装備品は寝る時以外は常に身に付けてろ、できれば装備もだ」 そうしないと装備スキルが上がらないからな 「え…は、はい、わかりました」 「着たか?」 「は、はい!」 「じゃあまず杖術から始めるぞ、今日中に上級クラスにはなってもらうから、見てろ」 型だ。基礎だが、基礎ができて初めて、戦えるようになる。いきなり戦闘特化のやつを教えてもたかがしれてるからな。それに、俺も初心者の時そうやって先輩プレイヤーから習ったし *** 私はヘカテー。ヘカテー。ご主人様からもらった名前。とてもしっくりくる。ご主人様はすごい。どんなことでもできる。私の技術は全部ご主人様に教えられた。とてもすごい。ご主人様はもしかしたら神様かもしれない。後で従業員の人から聞いたけど、私のつけてる装備も、ご主人様の装備も、1つ売れば8代は遊んで暮らせるくらいの価値になるらしい。正直言ってものすごくつけずらい。だけど、つけないと意味がないから付けてる。さぁ、今日も訓練だ。 「ご主人様、ありがとうございます」 「そうか…それは戦えるようになってから言ってくれ」 あれから2週間たった。今日から実戦訓練だ。多く使うスキルは大体鍛えたし、簡単には死なないだろう、俺もついてくし。それに、今回は敵も殺す気で襲ってくるからこれで戦えるかどうかは決まるだろう。 「今日から嬢ちゃんもダンジョンについてくのかい?」 「ああ、そうだ。それと、当分は帰ってこない。だから今日でチェックアウトだ。」 少なくとも2週間はダンジョンで過ごすつもりだからな 「そうかい。冒険者どもが話していたが、どうやらとても強いモンスターがいるらしい、討伐に行った冒険者たちがいるようだが、気をつけな」 「そりゃあ、忠告か?」 ユニークボスだろうな、そりゃ、確か発生確率は低かった気がするんだが… 「いや、ちょっとした老婆心さね」 「そうか、帰ってきたらまた泊まることにするよ」 「ああ、あんたはお得意様だからね、死なれたら飯が不味くなる」 「はは、そりゃありがたい。じゃあ、外でヘカテーが待ってるんでね」 「そうかい、死ぬなよ」 「ああ、もちろんさ」 タクヤは宿屋から出た。
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