立像

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立像

羽根の無い生き物が 石鹸のない空間に迷い混む 江戸川乱歩の置かれたテーブルのある部屋に 黄金仮面を置くために入る 世界が裏返る為の斥力を感じたら 朝の間に夜をむかえる準備をしよう 卵に刻まれた創世記を音読 3X4=12 2X6=12 5X7=12 世界は12に辿り着くために存在すると 鼻から出る二酸化炭素を数えながら思い ルイス・キャロルの辿った道をイメージ きっと薔薇と紅茶に飾られたと思いながら 視線に挟まれた文字を読む それは黒蜥蜴の三文字 そして俺はそれが十二文字に見えるまで動かない 思い出した事は ウーマンリブをテーマにした詩を作ろうとしていた時の事
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