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格差
陽射しの熱さと
体温の低さ
その差を埋めるため
2100年の夜明けを想像する
淡い緑がペンダントトップのクォーツに差し込み
美術館に隷従するモノに隠れていた
芸術なんて鼻で笑えばいい
飾られた感性に生々しさを足して
黒い血が賛美されると
凄惨も美に含まれていく
浮世離れをこじらせる
勇み足のトラブルが熱意をコジらせて
命のタイトルすら擦過
ホンの少しの未来が遠くなり
非日常が平静になっていく
色々と諦める時は過ぎ
下手な虚言を麗句にしていった
バランスの取れない感覚が走る
気付いた時には何も変わっていなかった
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