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「書いてみて」と軽く言われる件
学校の先生やりながら文章書いてるという話は、ごく親しい友人達と、職場の仲良しおねえさまにしか伝えていません。
今年度、3年生の国語も担当しつつも裏で文章書いてる私。作文の授業はめっちゃ楽しいんですよ。私が。
昨年度、教科書の内容が早く終わってしまって、残りの授業が消化試合状態になりまして。当時の2年生に……今の3年生ですが、タブレットを使って物語を描かせていたんですよ。好き放題、やりたい放題書いていいよって。
最初は戸惑って「何書いたらいいのかわからない」という反応でしたが、私がその場で簡単な物語を書いてやって電子黒板で写してやったんですよ。今まさに生まれたての文章を、推敲してる姿も見せて。
なんだかんだ、何とか1ページぐらいはみんな書いてました。やっぱり最初は模倣が主になりましたが。
新年度始まって、今年度も「物語書くぞ」ノックを同じ子たちに喰らわせているわけです。するとまあ、「オリジナルなものが書きたい」という欲が出てきた子がちらほら出てきました。
私が新卒の頃よりも「書かせる」単元が増えました。これは世の大人たちが「書くことが苦手」っていう実情があったからじゃないかなーなんて思ってしまう。え?私?好き勝手書くのは好きですよ?でも書くことが好きだって気付いたのは世の中にSNSが出てきてからですね。今はあまり見ないmixi、そこでのブログが最初ですね。
表題の「書いてみて」と軽く言われる話なんですが。つい昨日3年男子に言われました。国語で『2年生で習った漢字を使って物語を作れ』って内容が教科書にあったんですよ。子ども達に書かせている最中、例の男子に言われました。言われたらねえ。作家の意地ですがな。書いてやりましたよ、チャイムが鳴るまでね!ちゃんと子ども向けの内容ね。いつも書いてるようなの見せたらクレームの嵐ですね。
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