背筋が寒い話

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背筋が寒い話

先日、実家の母と藍沢一家で温泉に行ってきました。県内に有名な温泉がある為、その温泉に行くことが多いです。 長男がとんでもなく食べる小6男子なので、会席料理が食べたい私と母の意見は全無視。ビュッフェスタイルの食事が頂ける旅館に宿泊しました。 主人と息子ズの男部屋、私と母の女部屋に分かれて泊まったんですけどね。私、なかなか寝付けなくて。目を閉じて一瞬目を開けたら黒い血飛沫(ちしぶき)のようなよくわからないものが見えまして。気にしたら眠れないのでそのまま寝ようとしたんだけど眠れなくて。まさか私寝付けなくて徹夜なの?ってぐらい眠れなかったんですけどね。手首にしていたApple Watchの睡眠アプリによると、なんだかんだ寝てたらしくて安心しました。 ところが母もなかなか寝付けなかったことが朝になってわかりました。それでも気にしないで過ごして、自宅に帰ったんですけどね。主人に「昨日なかなか寝付けなくてさ」と話をしていましたらば。 「夜、寝る前に最後にトイレに行ったのが俺で。朝一でトイレ行ったらトイレに血が付いてて。子供達に夜中にトイレ行ったか確認したけど行ってないらしくて」 その部屋には私は泊まっておらず。泊まったのは男性陣だけ。女性特有の経血である可能性はゼロなんです。二人して「ひえ〜」ってびびっておりました。 翌日職場でその話をしたら栄養士さんがノリノリで大島てるさんのサイトでその旅館について調べてくださってて。 「藍沢先生。大島てる、○○(その旅館の名前)で検索してください。以上です」 と真顔で告げられ。もうその時点で怖すぎるんですけど。 仕事が落ち着いてからスマホで検索してみました。はい、ヒットしちゃいましたよ。その印がよりにもよって、私達が宿泊した部屋に激近いっていうね。何があったかも解説があるんですよ。宿泊施設によっては、何かがあったお部屋の番号までわかるっていう。今回は部屋番号は載ってませんでしたが。 該当のお部屋では、転落事故があったそうです。言われてみれば、プライベートガーデンのあるお部屋だったんですよ。高層階なのに。もうね、ゾッとしましたよ。流石に旅館側もそのお部屋は使っていないでしょうけど。その周辺のお部屋に私達が泊まったということは間違いなさそうです。
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