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‘ハクはお腹減っていないの?’
‘はい…瑠璃子様の隣で緊張して…空腹も感じません’
‘うふふっ、緊張することないのよ。可愛い’
‘ありがとうございます’
‘ハクは何歳?ホストは長いの?’
‘僕は今年23歳になります。まだ2年目です’
‘わぁ~ひとつ年下だぁ’
‘ああ…瑠璃子様はお姉さまなんですね’
‘ライトも若いよね?’
‘はい、22歳です。でも僕より先輩です’
‘俺がどうかしましたか、瑠璃子様。ただいま戻って参りました’
‘おかえりぃ、ライト’
‘この白いレースの側に戻って来られて良かった。まだいて下さってよかったです。失礼ですが…瑠璃子様、とてもいい香りがしますね’
‘僕もそう思っていたんです’
‘誘われてしまいそうな香り’
‘そう…僕を誘う香りです’
‘えーそう?そんなに何人も誘うなんていけない女よね~困るなぁ…うふふ’
食ってる寿司におかしな匂いがついてしまいそうな会話が聞こえてくるが、若い二人が臭い中で奮闘しているので電源を切らずに耐える。
‘いけない女…いい意味で瑠璃子様の魅惑の世界に引きずり込まれそうです’
‘やだぁ、ライトったらぁ~ライトの好きなシャンパン開けちゃおうかな?うふふ’
‘瑠璃子様、本当に?モエのネクターアンペリアルですか?’
‘ええ、どうぞ’
‘ありがとうございます。喜んでいただきます’
‘ハクも一緒に飲みなさい’
‘はい、ありがとうございます’
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