ねぇ

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ねぇ

死んでしまう私に、きっと貴方は声にならない声で最後に尋ねている。 生きている実感ある? ナイ そうー。 世間の声は、貴方に非難轟々であり、私は寧ろ蚊帳の外。消え去りたい。彼はいつも、物語を書き、いつも、聞こえない声に苛まれて居る。それは才能に恵まれてしまった、憧れだから、気にする必要はないよ。 明日葉サクラは、そう言って、私を活かしている。
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