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性欲
子供の素足を、日に焼けた小麦色の生脚を見て、僕は見入る。
しかし、その視線は少女に警戒心を植え付けて、私を睨んでいた。
私は、咄嗟にその邪な感情を打ち消す事が出来た。
こうなると、私がコンプレックスだった、ろりこん疑惑は解消されてしまうのだ。
子供で欲情することでしか、自分の欲望を、当てつけられない可哀想な大人達。
彼らが、日々の激務に耐え切るには、少女の優しい眼差しが必要不可欠。
私は、性産業を非難しない。AV現行法をも非難しない。
人々の性の衝動は、他人の、世間の目線に寄って、揶揄されてはならないのだ。
私は、同性愛だったし、けれど、歳をとって想うのだが、周りに、好きな女性が一人もいなかった。理想とする女性が一人もいなかった。だから、仲の良さでしか、性欲を同性に向けられなかったのではあるまいか。
世界には水着の素晴らしい裸体をした、モデル級の美しさを宿した、絶世の美女達が、その眩しい煌びやかな世界で、水飛沫を浴びて、我々成人男子の心を鷲掴みにする。
その彼女達ですら、自身が、見られたい欲情に駆られた情婦である事を、本来の本質的欲求を宿していると信じたい。
自身がそうなのだ。
そんな事をしたくないものはしない方が良い。
言わずもがなである。
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