我ら、華麗なる太極校高等部生徒会執行部!

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じゃらじゃらとシルバーが揺れる腕をかまえ周囲を睨み回す風貌はギャング達と似ていたが、発せられる雰囲気は別格を思わせる凄みがあった。 「おい翔琉ぅ! なんでおめーが校内の奴らの味方してんだよぉ!?」 「校内の奴らにじゃなくて、俺ぁりっくんに味方してんの」  ギャングの批難に翔琉は面倒くさそうに言い返した。 「裏切りもんの高宮になんか味方しやがって! おめーも裏切り者だなぁ!!」 「裏切りも何も、いつから俺がおまえら雑魚の仲間になったんだよっ」 「うるせぇええ!」  ただじゃおかねぇぞ! と叫んだかと思うと、ギャング達がいっせいに襲いかかってきた。
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