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「健斗さん・・・私は、自信がありません。男性にフラれたばかりで・・・私に魅力あるのかな、って」
「優愛ちゃん、僕は君がうちの会社にいるときから君のこと可愛いなぁ、って思っていたんだ。でも、彼氏がいるって噂だったし、上司から誘うのって、なんだかやりにくかったんだよな」
そうだよね。ただでさえ、社内恋愛は難しい。
「健斗さん、私、健斗さんに憧れていました。すごいやり手でイケメンな上司で高嶺の花だなぁ、って。だから、そんな風に言ってくれるのが夢のようで」
「じゃあ、僕とつきあってくれるよね?お願いします」
「はい、こちらこそ、よろしくお願いします」
こうして、私は、健斗さんとつきあうことになった。健斗さんは、甘くて、優しくて、大きな喧嘩をすることもなく、いくつかの夜を超えて1年が過ぎた。出会い記念日~お見合いをした日~に、私は、初めて健斗さんと東京ディズニーリゾートに旅行した。夢のようなディズニーの世界を満喫したあと、ディナーは、都内のイタリアンレストランで。
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