4人が本棚に入れています
本棚に追加
/5ページ
一個(単体)の時は、その特性が顕著
一つの時に組み合わせられるのは、述語である。
間に修飾語がどんなに書き加えられようとも、それは変わらない。
修飾語というのは”どんな”や”どのように、どんな風に”の部分を指す言葉。
これはあくまでもあなたと私。
二人称の場合の視点で説明しています。
────”は”の時は述語で受動と能動が反転する。
・能動
俺は殴る。
あなたは殴る。
・受動
俺は殴られる。
あなたは殴られる。
────”に”の時は基本受動。
あなたに殴られる。
俺に殴りかかる。
わたしに殴られる。
「あなたに殴った」とはあまり言わない。
この場合は「あなた”を”殴った」となる。
同じ意味合いで”に”固定するならば、「あなたに殴りかかった」というのがナチュラル。しかし、結果として内容の意味は異なってしまう。
「殴った」は過去形。つまりやっちまった、事後である。
「殴りかかった」というのは、最中。今まさにやっている、空中に拳があるあたりである。
────”を”の時は主語によって受動と能動が変化する。
俺を殴る。(自分が何かされる)
あなたを殴る。(自分が何かする)
────”が”は強調という意味合いをプラスする。
”を”と同じように、述語で受動と能動が変化する。
但し、視点は”を”とは反転する。
俺が殴った。(自分が何かした)
あなたが殴った。(自分が何かされた)
**
あなたを殴る。
あなたが殴る。
この場合、視点が三人称になると、少し意味合いが変わって来る。
一人称、二人称の場合は自分と相手。
・あなたが俺を殴る。
・俺をあなたが殴った。
しかし三人称の場合は、客観視点でこうもなる。
・あなたがAを殴る。
・Aをあなたが殴った。
ただし、文法は変わらない。
最初のコメントを投稿しよう!