一個(単体)の時は、その特性が顕著

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一個(単体)の時は、その特性が顕著

一つの時に組み合わせられるのは、述語である。 間に修飾語がどんなに書き加えられようとも、それは変わらない。 修飾語というのは”どんな”や”どのように、どんな風に”の部分を指す言葉。 これはあくまでもあなたと私。 二人称の場合の視点で説明しています。 ────”は”の時は述語で受動と能動が反転する。 ・能動 俺は殴る。 あなたは殴る。 ・受動 俺は殴られる。 あなたは殴られる。 ────”に”の時は基本受動。 あなたに殴られる。 俺に殴りかかる。 わたしに殴られる。 「あなたに殴った」とはあまり言わない。 この場合は「あなた”を”殴った」となる。 同じ意味合いで”に”固定するならば、「あなたに殴りかかった」というのがナチュラル。しかし、結果として内容の意味は異なってしまう。 「殴った」は過去形。つまりやっちまった、事後である。 「殴りかかった」というのは、最中。今まさにやっている、空中に拳があるあたりである。 ────”を”の時は主語によって受動と能動が変化する。 俺を殴る。(自分が何かされる) あなたを殴る。(自分が何かする) ────”が”は強調という意味合いをプラスする。 ”を”と同じように、述語で受動と能動が変化する。 但し、視点は”を”とは反転する。 俺が殴った。(自分が何かした) あなたが殴った。(自分が何かされた) ** あなたを殴る。 あなたが殴る。 この場合、視点が三人称になると、少し意味合いが変わって来る。 一人称、二人称の場合は自分と相手。 ・あなたが俺を殴る。 ・俺をあなたが殴った。 しかし三人称の場合は、客観視点でこうもなる。 ・あなたがAを殴る。 ・Aをあなたが殴った。 ただし、文法は変わらない。
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